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チラシ作成におけるデータ形式について
読者が、はじめてチラシの作成や印刷会社への注文をする際に悩むことは、どのようなデータを用意すればいいかわからないことです。
印刷物のデータをスムーズに印刷会社へ入稿するためには、色の指定などデザインの制作方法から入稿方法まで様々な知識が必要です。
この記事では、チラシの作成や、印刷会社への注文において必要なデータ形式の選択方法について解説します。
チラシの種類によって適したデータ形式が異なる
まず、印刷したいチラシや印刷物の種類により、適したデータ形式が異なることを知っておくと良いです。
その形式によって、印刷に適しているものとそうでないものがあることもチェックしておきましょう。
簡単なチラシなどの印刷物の作成においては、データ形式の選び方は比較的自由です。
ただし、画像が多いチラシやパンフレット、ポスターなどの印刷物をデザインする場合には、適切なデータ形式を選択し入稿することが重要です。
代表的なデータ形式の特徴とメリット・デメリット
代表的なデータ形式として、「jpeg」「pdf」「word」「ps」ファイルが挙げられます。
各データ形式の特徴や、メリット・デメリットを知っておくことで、チラシなどの印刷物のデザイン作成や印刷物を印刷会社へ注文する際に必要なデータ形式を選択し、入稿までの作業をスムーズに進めることができるでしょう。
「jpeg」について
「jpeg」は画像形式であり、約1,677万色のフルカラーに対応しており、高画質で保存できるため、写真やイラストなどのカラー画像を扱うデザインに適しています。
ただし、文字を多用したデザインには不向きなファイルであり、画像サイズを拡大した場合に画質が低下することがあります。
「pdf」について
「pdf」は、文書や文字、画像、グラフィックスなどを含むドキュメントを作成するために広く使用されています。各ページを単一のファイルとして保存することができ、デザインが固定されているため、データ入稿後の印刷時にも安定した仕上がりが期待できます。
「word」について
「word」は、文書作成のためのソフトウェアであり、チラシや印刷物のデザイン作成においても使用されることがあります。
文字の配置や全体のレイアウト調整が比較的容易であり、画像やグラフを挿入することができます。
ただし、データを入稿した後、印刷の仕上がりでデザインが崩れる可能性があることに注意が必要です。
また、文字の大きさ(フォントサイズ)は、6pt以上で制作することを推奨します。
6pt未満の文字は印刷時にかすれたりつぶれたりする可能性があるので注意しましょう。
「ps」について
「ps」は、画像を加工するためのソフトウェアであり、デザイン性に優れたチラシなどの印刷物を作成、入稿するために必要な場合があります。
ただし、専門的な知識が必要であり、初心者にとっては難易度が高いデータ形式と言えるでしょう。
画像が多いデザインはどのようなデータ形式が適しているのか?
画像が多いデザインのチラシやパンフレット、ポスターなどの印刷物を入稿する際、多くの印刷会社が推奨しているデータ形式はPhotoshop(.psd)ファイルです。
Photoshopは、画像の修正や編集に適したソフトウェアであり、レイヤーや透明度などの情報を保持することができます。
そのため、デザインや配置など修正が必要な場合には、.psdファイルを編集して修正・保存することができます。
Illustrator 、InDesignなど他にもデザイン制作ソフトは多数ありますが、印刷会社によっては対応していないこともあるため、注文時には注意事項等の案内をチェックしてください。
また、Photoshopで入稿をされていても印刷の形式やカラーモード、ファイルの拡張子などによっては印刷エラーが出ることもあります。
特に印刷会社へ注文する際は、入稿前にデータ不備がないか入念にチェックしましょう。
画像解像度とは?
画像解像度とは、画面に表示されるテキストとイメージの鮮明さを表す言葉です。
つまり「一つの画像をどれだけの数の点で表すか」、「画像のきめの細かさ」を表す数値といえます。
印刷時に高品質なカラー画像を出力するためは、300dpi以上の解像度で保存する必要があります。
パソコン上のディスプレイでは72〜96dpi程度が一般的で問題なく見えますが、実際に印刷すると滑らかではありません。
解像度が低すぎても高すぎても、鮮明な印刷の仕上がりにはなりませんので注意しましょう。
解像度が粗い画像のサイズを縮小しても画質が鮮明になることはありません。
画像が粗い場合には、解像度をチェックし、解像度の高い別の画像に差し替えて入稿しましょう。
塗り足しと文字切れとは?
塗り足しと文字切れは、入稿データを制作する上で大切な工程です。
印刷会社へ発注をする際、業務用の印刷機では用紙を何枚も重ねた状態で希望の用紙サイズに断裁します。
断裁時に刃の重みにより用紙が多少ずれ(断裁ズレ)、大事な文字やデザインが切れたり、用紙の端に白色がでないよう、塗り足し・文字切れを考慮してデータを作成する必要があるのです。
用紙の端まで印刷したい場合(フチなし印刷)には、入稿の際に仕上がり位置より外側に3mmの塗り足しを作成しましょう。
また、切れては困る文字やデザインは入稿の際に仕上がり位置より3mm以上内側に配置するようにします。
適切なデータ形式を選択しよう
印刷会社への注文時、特定のデータ形式の指定、CMYKやRGBなどの色の形式やカラーコードの指定など、入稿データに関する仕様が決まっている場合があります。
データ入稿前に必ず対応または推奨しているデータ形式などをチェックすることが重要です。
仕様に沿った入稿データでないと、納期の遅れが生じることもあります。
入稿までのすべての工程がオンラインで完結できるネット印刷が増え、印刷物の注文は以前よりも気軽に発注できるようになりました。
用紙サイズにもよりますが、価格帯も手頃で、納期が早く、印刷用のテンプレートが用意されていて自分でデータのサイズを設定しなくても注文サイズのデータを簡単に作ることができるネット印刷は数多くあります。
気軽にという点では、ネット印刷では、塗り足し不足や用紙サイズの間違いなどによるデータ再入稿を防ぐため、データを新規で作成する際にはテンプレートの利用を推奨している場合もあります。
まとめ
データ形式の選択方法は、まずチラシやパンフレット、ポスターなどの印刷物のデザイン作成においてデータ形式は様々な種類があるということを案内してきました。
各データ形式には適した用途があります。
簡単なチラシなどの印刷物のデザイン作成には、「jpeg」や「png」ファイルなどの画像形式が適しています。「Word」や「PowerPoint」などのソフトウェアを使用する方法もありますが、印刷会社へのデータ入稿後フォントの埋め込みに注意が必要です。
デザインや画像の修正が必要な場合には、「Photoshop」の.psdファイルが入稿データとして適していると言えるでしょう。
適切なデータ形式を選択し注文へと進めることで、チラシやパンフレット、ポスターなど印刷物の仕上がりを向上させることができるのです。
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